近々、高山方面のとあるキャンプ場に行こうかと思っています。
カクレハ高原キャンプ場というところなのですが、近くに川が流れていてドライフライでアマゴやイワナが結構釣れるそうなんです。
そこで、先日買ったプリズマティックスレッドを使って、ピーコックパラシュートをタイイングしてみました。
プリズマティックスレッドって何?
プリズマティックスレッドとは、ティムコより発売されたばかりのNEWマテリアルです。
角度により様々な色に変化するスレッドで、引っ張り強度に優れたポリエステルで出来ています。
触ってみた感じは普通のスレッドよりかなり硬めの感じがしますが、とても良い発色で、いかにも釣れそうな感じ。
ただ素材が硬めで癖が付きやすいためなのか、ボビンが通常のスレッドよりかなり大きめの物が使用されています。
なので、無理やりボビンホルダーを広げてセットしなくてはならず、プリズマティックスレッド専用になってしまいます。

https://www.tiemco.co.jp/products/groups/view/3008
使うマテリアル

使うマテリアルは次の6種類です。
フライフック バリバス2200#12
プリズマティックスレッド(ピーコック)
ユニスレッド8/0 ブラック
エアロドライウィングファイン FLピンク
ピーコックハール
コックネックハックル(グリズリー)
それでは、タイイングしていきましょう
ボディを巻く
まずはフックをバイスに取り付けて・・・

フックのカーブ部分にプリズマティックスレッドを巻きます。

次に、スレッドをアイの後ろから巻いていって、プリズマティックスレッドを留めます。

ポストの取り付け
フックのストレート部分にエアロドライウィングを2束巻き止めます。

エアロドライウィングを摘んで上に持ち上げて、スレッドで固定していきます。

ハックルの取り付け
ハックルを取り付けます。

そのままスレッドでエアロドライウィングごと巻き上げていってポストを作ります。

ピーコックハールでソラックスを巻いていく
ピーコックハールを2本巻き止めます。

ピーコックハールは切れやすいので、スレッドに撚り付けていきます。

そのままフックに巻いていき、ソラックスを作ります。
なるべくコンパクトに作るのがポイントです。

ハックルを巻いていく
ポストの方へスレッドを巻いておいてから、ハックルをポストに巻いていきます。

長めのハックルを少なめにパラッと巻いて行くのが最近の主流なようですが、今回は割と多めに巻いていきます。

ハックルを巻き終えたらスレッドで固定して、余分なハックルはカットしておきます。
スレッドを固定
アイにハーフヒッチでスレッドを固定していきます。

丁寧にやるならポストの部分にウイップフィニッシュした方がきれいに、かつ丈夫に仕上がるかもしれないですが、結構面倒くさいのでハーフヒッチしてしまいます。
ポストをカット
ポストを適当な長さでカットします。

ヘッドセメントを塗って完成
ハーフヒッチでスレッドを固定してあるので、必ずヘッドセメントをスレッドを塗っておきましょう。
そうしないと釣りをしている最中にスレッドが緩んできてフライがばらばらになってしまいます。

ヘッドセメントを塗った後は、アイがヘッドセメントで塞がらないように、ニードルで刺して乾燥させておきます。

ボディを別のマテリアルにするのもいいよ
これはボディーをveevusのBodyQuillブラックにしたバージョン。

ぶっちゃけ、人から見るとそれほど大きな違いがないように感じるのですが、魚には違いがわかると信じて色違いも巻いておきます。
いろいろ心配なこともありますが・・・

ここ最近ではコロナの影響やらで、外出しにくい雰囲気があります。
それでもキャンプや釣りなどのアウトドア系はまだ大丈夫だと信じて、合間を見つけてはフライを巻き巻きしています。
まだもう少し時間があるので、フライボックスいっぱいになるまで頑張って巻こうと思います。
それまでには、コロナも落ち着いていると良いんですが・・・
おしまい。

ボビンホルダーも一緒にどうぞ。

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