先日バスバグタイイングのDVD、「The Stacked Deer Hair Diver」を買ったので、さっそく初めてのバスバグのタイイングに挑戦してみました。
The Stacked Deer Hair Diverってどんな内容?
アメリカで最も注目されているフライタイヤーの一人、パット・コーヘン(Pat Cohen)のDVDです。
パット・コーヘン氏はブルームバーグの動画でも紹介されています。
Fishing Flies that Are Works of Art – Bloomberg
彼の代表的なフライであるディアヘアダイバーのタイイングを、ステップバイステップで見せるDVDです。
タイイングツールとマテリアル
バスバグを巻くためには、今まで巻いてきたようなウェットフライやドライフライとは違うツールやマテリアルも必要となります。
スタッカー
スタッカー自体はエルクヘヤーカディスなどのドライフライでも使われるのですが、今回挑戦するような大きめのバスバグに使うにはスタッカーのサイズが小さすぎます。
なので、ラージサイズのスタッカーを買ってきました。
名古屋の某老舗釣具屋さんで見つけたのですが、AK’Sのデッドストックのスタッカーお値段2480円でした。
ちなみに、ティムコのスタッカーMサイズと比べるとこんな感じ。
これだけ大きければ、一回にたくさんのディアヘアーを巻くことができます。
今手に入るものなら、ピークフィッシングのヘックススタッカーがオススメです。
ヘアーパッカー
パット・コーヘン氏の代名詞とも言えるヘアーパッカー、ファグリーパッカー。
これでディアヘアーをグイグイ押し付けることで毛の詰まったバスバグを巻くことができます。
カミソリの刃
ディアヘアーをカットするカミソリの刃。
柄付きのものより、刃だけの物の方がきれいにカットできます。
切れ味が鋭いので怪我に注意しましょう。
スレッド
200デニールのGSPスレッド。
ディアヘアーをきつく巻き止めるため、100D〜200Dの太いスレッドを使用します。
フライフック
バスバグ用フライフック各種。
ディアヘアー・ネックハックル他
ドライフライではあまり使わないような、カラフルなディアヘアーやネックハックルです。
その他、マラブーやピーコックハールなども
ナイロンライン
ウィードガード用のナイロンライン。
今回は家に転がっていた10号のラインを使います。
さっそく巻いてみよう
いきなりディアヘアダイバーをタイイングするのは、かなり難しそうなのですが、頑張ってみましょう。
まずは、バイスにフックを挟んでスレッドを巻いていきます。
いつもは、TMCバイスIIを使っていますが、今回はソリッドバイスHDを使います。
力一杯スレッドを引っ張るため、自由度の高すぎるTMCバイスIIではバイス自体が動いてしまい、バスバグのタイイングにはやや不向きそう。
バスバグのタイイングには、グリグリ動かせる自由度よりもがっちり固定できるバイスがいいです。
ちなみにパット・コーヘン氏はPeakのロータリーバイスを使っていますね。
スレッドを巻いて、ウィードガード用のナイロンを取り付けます。
テールを取り付け、マラブーをハックリング。
ディアヘアーを巻いていきます。
ヘアーパッカーで毛を押さえつけてどんどん巻いていきます。
ディアヘアーを好みの形にカット。
ウィードガードを取り付け。
シールアイを取り付けて、補強をします。
完成です。
ディアヘアーの毛が短いため、ディアヘアダイバーとは形が異なってしまいました。
それでも、初めてにしてはそれっぽいものが出来たんじゃないでしょうか。
バスバグのタイイングってあまり情報がない
今回、DVDを購入したのは、バスバグのタイイングについての情報があまり出回っていなかったからです。
ドライフライやウェットフライなどはYouTubeやFlyFishingPostに参考にできる動画が豊富にあります。
しかし、バスバグに関しては、かなり少ない感じ。
全く無いわけではないのですが、模様の作り方やちょっとしたテクニックなどは探しても見つかりませんでした。
今回、このDVDを見てかなり参考になったので、もしバスバグのタイイングに挑戦しようって人はぜひ買ってみてください。
全部英語なのですが、動画を見ればなんとなく分かります。
暖かくなったらバス釣りに
もう冬の入口に差し掛かり、さすがにトップでバスが出てくる雰囲気でもないので、来年のGWあたりにでも「フラデバ」に挑戦してみようかと思います。
おしまい。
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