地球丸が倒産し「フライフィッシング入門・タイイング編」が廃盤になって以降、入門者向けのフライタイイング本がありませんでした。
Amazonで「フライタイイング 本」で検索してみても、見つかるのは中古のプレミアム価格の本ばかり。
「フライフィッシング入門・タイイング編」や「フライタイイング教書」は、一時中古で7000円以上にまでなっていたようです。
そこへきて、ようやく新しい「タイイング入門書」が発売されました。
これからフライフィッシングを始めようという人に、ピッタリの内容となっています。
監修したのはフライフィッシングショップ・ハーミットの稲見一郎さん
本書を監修したのは、水道橋にあるフライフィッシングショップ・ハーミットの稲見一郎さん。
フライ業界では超有名人で、ハーミットはマンガ「スローループ」に出てくるフライショップのモデルにもなっています。
稲見さんは、以前にも「いまさら聞けない!!フライフィッシングの疑問48」や「フライフィッシングを始めよう」などを出しています。
もう消えてしまったようですが、You Tubeで稲見さんがタイイングをしているビーストというクソでかいフライのタイイング動画を見たのですが、なかなか面白かったですよ。
この一冊を読めばタイイングの基本はバッチリ
内容はフライタイイングのベーシック的なことを中心に、ツール類の使い方やマテリアルの紹介、ドライフライやニンフ、ウェットフライのパターンまで一通り網羅されています。
初心者がつまづきやすい、パラシュートポストの立ち上げやクイルウィングの付け方などは、イラストでわかりやすく説明されています。
フライタイイングのページでは写真も豊富に使われていて、初心者がつまづきやすいポイントなどを丁寧に解説されています。
CDCダンなど「フライフィッシング入門・タイイング編」と同じフライが紹介されているのですが、見比べてみると「初歩からのフライタイイング」のほうが、写真も大きくかなりわかりやすいです。
ちなみにCDCダンの場合、「フライフィッシング入門・タイイング編」は見開き2ページですが、「初歩からのフライタイイング」は6ページも使って解説されています。
今までもタイイング本は何冊か読んでいますが、過去一でわかりやすいですね。
バスバグやソルトフライなどの特殊なものを除けば、この本1冊あればタイイングの基本はバッチリです。
基本さえわかっていれば、雑誌などで完成写真とマテリアルだけ紹介されているようなフライでも、なんとなく巻けるようになるはずです。
まとめ
今までは中古でしか手に入れることができなかった初心者向けのフライタイイングの解説書が、ようやく新刊で入手できるようになりました。
新しくフライフィッシングをはじめてみたい人はもちろん、経験者にも役立つ内容が盛り沢山です。
私自身も巻いたことのないパターンが解説されていたので、いろんなフライをタイイングしてみようと思います。
おしまい。
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