河川がシーズンオフになると釣る魚がいないとお嘆きのフライフィッシャーのみなさん、こんばんは。
管理釣り場が近くにあれば良いのですが、それでも入場料が高かったりします。
毎週釣りに行ったりすれば、我々小遣い制のサラリーマンなどはすぐに金欠になってしまいますよね。
そんなときは、漁港や堤防など近くの海でもかんたんに楽しめるシーバスフィッシングがオススメです。
タックルについて
シーバスタックルがあれば、クロダイのサイトフィッシングなどのソルトウォーター以外にもブラックバスなど他のいろいろな釣りに流用できます。
フライロッド
ソルト仕様の9ft7番ロッドあたりがあれば最適です。
さすがに渓流用の3番ロッドではキツイですが、セイゴクラスの魚なら管釣りなどで使うような5番ロッドも問題ないし、そもそもソルト仕様である必要もありません。
フレッシュウォーター用とソルトウォーター用の大きな違いは、リールシートやガイドが錆びにくい耐錆処理が行われていることです。
フレッシュウォーター用のロッドでも釣りをしたあとに、きちんと手入れをしてあげれば錆びたりすることはないです。
リール
リールもソルト仕様の特別なものは必要ありませんが、必ずディスクドラグのリールを使用しましょう。
クリックドラグのリールでは、大物がかかった時に対応ができません。
おすすめはこのあたりのリール。値段もお手軽で性能も必要十分です。

ちなみに私は釣りをした後は、ドラグを絞めてラインごと真水に浸け置きして塩抜きしています。
その後、陰干ししてラインコーティングしています。
リールを水没させるのはダメという人もいるかと思いますが、今のところトラブったことはないです。自己責任ですが・・・
フライライン
フライラインはフローティングとインターミディエイトの2種類があると便利です。
インターミディエイトとは比重が海水と同じぐらいになっているラインのこと。
少しだけ沈めるイメージです。
お試しであれば、フレッシュウォーター用のフローティングラインでもいいかなと思います。
海水がラインにまとわりついてロッドとラインが引っ付いてしまうため、少し飛距離が出なくなるけど・・・
新しくフローティングラインを購入するならこれかな。

残念ながら寒い時期用インターミディラインは、SAでは取り扱いが無くなってしまったようです。
Airfloからコールドウォーター用のインターミディラインが出ていますが、なぜかAmazonではめっちゃ高いですね。定価7,800円のはずなんですが・・・

リーダー
私はソルトのときは、リーダーはフロロカーボンのものを使っています。
昼なら0X、夜なら-2Xあたりを使っています。
ティペット
ティペットはリーダーより1サイズ落としたものを30cm〜60cm程度付けています。
夜の場合は、リーダー直結でもいいかと思います。
その他必要なもの
ラインバスケット
ウェーディングを行わない、堤防や港湾でのフライフィッシングでは地面にラインを置いておくと踏んづけたりしてラインが傷ついてしまう恐れがあります。
そんな時にあると便利なのがラインバスケット。
折りたたんでコンパクトに出来るものから、樹脂製のハードなものまでいろいろあります。
個人的には樹脂製バスケットが使いやすいと感じています。

最近では形状は樹脂製のしっかりした物でありながら、ソフト素材でできたラインバスケットも販売されました。
使っている人に聞いてみましたが、メッシュタイプほどではないにしても折りたたんでコンパクトにすることもできて、かなりいいみたいですよ。
http://sabalo.shop-pro.jp/?pid=144361565
ライフジャケット
安全のためにもライフジャケットは着用しておいたほうが良いかと思います。
漁港・堤防なら膨張式がいいかと思います。
膨張式のライフジャケットにも、首掛け型とウェストベルト型などがあるのですが、オススメはウェストベルト型。
首掛け型のライジャケはフライラインがキャスト時に絡んだりして、少し鬱陶しいことがあるんですよね。
桜マークの付いた国土交通省型式承認品TYPE-Aであれば、ボートフィッシングのときにも使えますよ。

ランディングネット
漁港などでは地面から水面まで数メートルあることもあります。
セイゴクラスなら引っこ抜けるのですが、まれにランカークラスが掛かってしまうと引っこ抜く事もできません。
伸縮できるランディングネットがあればそんなときでも大丈夫。
ダイワのランディングポール2は少し重いですが、値段の割にしっかりしていて最初の一本としてはオススメです。

フレームとポールを分割することもできるので、フレームをオーバル型に変更したり、ジョイントを使って折りたたみにすることもできますよ。


フライについて
フライはとりあえずクラウザーミノーが定番かな。
カラーはチャートやピンク、ブルーなど何種類かあると良いと思います。

もしいろんなパターンを作りたくなってきたら、こんなフライパターンブックがあるといいですよ。

さっそく釣りに行ってみよう
堤防や漁港のシーバスフィッシングは、夜釣りのほうが釣れやすいと思います。
常夜灯の明暗部の境目あたりにキャストして、フライをリトリーブします。
ポーズは取らずに素早くリトリーブしたほうが良い感じです。
合わせるときはロッドを立てずに、ラインを引いて合わせたほうがフッキングしやすいですよ。
オカッパリで釣れないときは?
もしオカッパリで釣れないときなどは、ボートシーバスに挑戦してみるのもいいのでは?
フライフィシングができるボートは少ないですが、愛知では明康丸がフライフィングも対応してくれます。
お金はかかってしまいますが、オカッパリより確実に釣れるチャンスが増えますよ。
まとめ
春先の大潮になるとバチ抜けシーズンも始まり、ハマると数釣りを楽しむことができます。
河川が禁漁期間にも楽しめるシーバスフィッシングを始めてみてはいかがでしょうか。
おしまい。
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