まもなく開幕する浜名湖クロダイのサイトフィッシングですが、最初のうちはどこで釣りすればいいかも訳も分からず、玉砕する人が多いのでは?
広大なフラットでクロダイの姿を探すのはかなりの経験が必要ですし、そもそもフラットにはボートが無いと行くことが出来ません。
そんなときに利用したいのがフィッシングガイドサービス。
私も利用している、浜名湖でのフライフィッシングのガイドサービスを紹介します。
確実に100%釣れるとはいきませんが、釣れる確率はかなりアップしますよ。
浜名湖クロダイサイトフィッシングとは?
サイトフィッシングとは文字通り、目で見えている魚を探して釣るというものです。
浜名湖にはフラットと呼ばれる遠浅の砂地が点在しており、干潮時には水深が膝下になるところも多く出現します。
フラットにはクロダイの大好物である巻き貝などのエサなどが豊富にあるため、水深30cmもないようなフラットで多くのクロダイたちがテーリングと呼ばれる捕食行動をします。
そんなクロダイを見つけては忍び寄り、目の前にフライを落として釣るのが浜名湖のクロダイサイトフィッシングです。
魚との駆け引きが堪らない、とてもエキサイティングな釣りです。
だいたい6月中旬から10月下旬ぐらいがシーズンとなります。
浜名湖のフライフィッシングができるガイドサービス
現在、浜名湖でフライフィッシングのガイドサービスを行っているのは、主に二人。
一人は、浜名湖のクロダイサイトフィッシングを確立させた立役者である、TEALの杉浦さん。
もう一人が’20シーズンよりガイドをスタートした、ワタツミの喜多さん
Watatsumi Guide service & Custom Saltwater Flies 浜松
私はTEALのガイドサービスしか利用したことがありませんが、You Tubeに公開されている動画を見ると、ワタツミの喜多さんも明るくて人の良さそうな感じです。
もちろんガイドの腕も確かなようです。
まずは申込みをしてみよう
私がいつもお世話になっているTEALで、ガイドを予約したときの流れを説明していきます。
TEALでガイドを予約する時はカレンダーで空いている日をチェックし、メールか電話で予約します。
http://www.teal-flyfishing.com/96_guide/96_guide.htm
お店の近くに住んでいるのであれば、直接行ったほうが手っ取り早いかも。
タックルのレンタルもあるので、渓流用しか持っていないという人でも大丈夫です。
一人なんだけどガイド頼んでも大丈夫?
ガイドサービスを利用すると、’21シーズンだと一人でも二人でも1日の料金は44000円と変わらないため、一人で利用すると割高になってしまいます。(三人だと総額51,000円になります)
なので、TEALで一人で申し込みした場合、乗合に参加するのがおすすめ(もしかするとワタツミさんもやっているかもしれません)
複数人でガイドを利用した場合、一人あたりの料金は下記の様になっています。
一人 | 44,000円 |
二人 | 22,000円 |
三人 | 17,000円 |
知らない人と釣りするのはちょっと不安と思うかもしれませんが、実際に釣りしている最中は少し離れていることがおおいですし、フライフィッシングという共通の趣味があるのですぐに話も弾むと思いますよ。
釣行までにすることは?
なんといっても、まずはフライをタイイングしなくてはなりません。
こんなフライを巻いてきてくださいと指示があるので、タイイング動画などを見ながら、クロダイ用のフライをタイイングします。
TEALの場合なら、お客さん向けにタイイング動画を公開していますので、杉浦さんの最新フライパターンを巻くことが出来ます。
予約の電話をしたついでに、マテリアルも注文することが出来ますよ。
また、お店でタイイングイベントをやっていれば、直接目の前でタイイングレッスンも受けられます。
自分でタイイングをするのが難しいようなら、完成品フライを購入することも可能。
マテリアルなどを一から揃えることを考えると、最初は完成品フライを買ってみるのもいいかもしれませんね。
必要なタックル類
必要なタックルなどは過去記事を参考にしてみてください。

タックルを持っていない人にはレンタルもあるので、申込みの際に確認してみましょう。
TEALの場合はThomas&Thomasのロッドをレンタルしています。
憧れのハイエンドロッドを使うチャンスですよ。
釣行当日
釣りの当日は、指定された時間に浜名湖村櫛にある「フィッシング沖」に集合します。
潮の具合などもありますが、だいたい7時から7時半ぐらいが集合時間になります。
乗合の場合は、同行者にもあいさつしましょう。(あいさつ大事です)
サクッと準備をしたらボートに乗って出発します。
釣りをする時間はだいたい8時〜16時あたりの、7時間程度です。
ボート付き場までは車道を渡らなくてはならないのですが、わりと交通量が多いので車に注意しましょう。
ちなみに乗るボートは和船タイプ。
トイレは付いていないので、要注意です。沖合でお腹が痛くなった時は、覚悟が試されます。
実際の釣りはどんな感じ?
ボートに乗ったらさっそくフラットに、と行きたいところですが、潮の具合によってはまだ水深が深い時があリます。
それまではとりあえずボートの上からシーバスなどを狙うこともあります。
潮が引いてきてフラットが歩けるようになると、ボートを降りてサイトフィッシングのスタート。
浜名湖は干満によって絶えず潮の流れる方向が変わり続けるため、クロダイのポイントや上がってくる方向も変わったりします。
経験豊富な杉浦さんの開拓した多くのポイントから、その日時に最適なポイントに連れて行ってくれます。
杉浦さんについてフラットを歩いて行くと、多くのクロダイがテーリングをしている様子を見ることが出来ます。
すごい時は自分たちの周り360度を、100匹以上のクロダイが取り囲んでテーリングしていることも。

そんな状況でも釣れるとは限らないのがクロダイの難しいところ。
ブラインドであっけなく釣れることもあれば、目の前でテーリングしているクロダイに延々とフライを投げ続けても釣れないこともあります。
お昼ごはんは前もって準備しておこう
一度ボートに乗って沖に出てしまうと、なかなか戻ってくることが出来ません。
お昼ごはんや飲み物、おやつは各自準備しておきます。
軽く食べることの出来るおにぎりやパンなどがいいと思います。私もだいたいおにぎりかカロリーメイト的なのがおおいかな?
他には、熱中症予防のため塩分補給タブレットやスポーツドリングなども用意しておきましょう。
私の場合は食料やペットボトルの飲み物などを、小型のクーラーに入れて持ち込んでいます。


釣りが終わったら
イブニングの時合が終わったあたりで、ガイド終了となります。
またボートに乗ってフィッシング沖に戻ります。
釣った魚をさばいたり、タックルの片付けやシャワーなどの身支度をしてから精算となります。
ベースとなるフィッシング沖について
TEALがベースとしているのが、村櫛にあるレンタルボート店「フィッシング沖」。
浜名湖のレンタルボート店の老舗的な存在です。
トイレやシャワーはもちろん、釣った魚をさばくことも出来ます。
有料のレンタルロッカーやBBQスペースも完備。
水道もあるので、釣行後はウェアーやタックルを真水で流しておくと、帰ってからの片付けも楽になります。
もちろん、個人でボートをレンタルすることが出来ます。
ガソリンの値段によって変動するみたいですが、リーズナブルな料金設定なのがありがたいです。
まとめ
フィッシングガイドというと、なかなか敷居が高い感じもします。
しかし、ある程度の人数や乗合で利用すれば、比較的手軽に利用することができます。
360度見渡す限りのテーリング祭りや、強烈なクロダイのファイトを経験するとドハマリすること間違いなしです。
ぜひ、多くのフライマンに体験して欲しいです。
おしまい。
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